― 判断を他人に奪われないために ―
情報が溢れる時代です。
投資は「今すぐ始めないと遅れる」と言われ、
節約は「やらなければ損」と言われる。
正解は一つであるかのように語られます。
制度が変われば「乗り遅れるな」と背中を押され、
相場が動けば「今がチャンスだ」と急かされる。
もちろん、それらがすべて間違いだとは思いません。
けれど、どこかに違和感がありました。
本当に、そんなに急ぐ必要があるのだろうか。
本当に、誰かの言葉どおりに動くことが正解なのだろうか。
私が選ばなかった道
私は、強い危機感から資産形成を始めたわけではありません。
老後が不安だから。
取り残されたくないから。
周囲がやっているから。
そうした理由ではなく、
ただ「将来の選択肢を広げておきたい」と思っただけです。
同じように、
あらゆる固定費を削ることにも強い関心はありませんでした。
安さが常に正解とは限らない。
安心や信頼、納得感もまた、立派な価値です。
何を選ぶかは人それぞれです。
大切なのは、その選択が自分の判断であるかどうかだと考えています。
コツコツ続けていたら、時代と噛み合っていた
特別なことをした覚えはありません。
流行の銘柄を追いかけたわけでもなく、
短期売買を繰り返したわけでもありません。
理解できるものだけを選び、
無理のない範囲で積み上げ、
焦らず続けてきました。
結果として、時代の流れと噛み合い、
資産は少しずつ増えていきました。
「先見の明」があったわけではありません。
大きな波に乗ろうとしなかったからこそ、
大きく崩れることも少なかったのだと思います。
資産は守るものでもあり、使うものでもある
資産形成というと、
「いかに増やすか」という話になりがちです。
しかし私は、
資産は“守るもの”であると同時に、
“使うもの”でもあると考えています。
必要なときには取り崩していい。
価値があると思えることには使っていい。
増やすことが目的になってしまうと、
人生そのものが手段になってしまいます。
お金は、人生を豊かにするための道具です。
我慢を積み上げるためのゴールではありません。
Tokyo Wonder Money で大切にしたいこと
このブログでは、不安を煽りません。
「今すぐ」「絶対に」「これが正解」
そうした言葉で判断を急がせることもしません。
制度の話も、日本株の話も、
資産との向き合い方も、
できるだけ構造から整理していきます。
そして最終的な判断は、
常に読者の方に委ねたいと考えています。
資産形成で一番大切なのは、
正解を知ることではなく、
判断を他人に奪われないこと。
Tokyo Wonder Money は、
そのための材料を静かに置いていく場所でありたいと思います。
焦らず、比べず、自分のペースで。
ここから、ゆっくり始めていきます。
コメント